幼児・学生向け教育書を出版する会社のオフィスビルの一角を新たに打合せスペースとして生まれ変わらせるプロジェクトです。 従来的な事務室・会議室の形式にとらわれない、社内外のコミュニケーション・プレゼンテーションが自然と生まれるような自由な場をめざしました。
周縁にあるコンタ状の造作家具のエリアと中央のフレキシブルなエリアの構成により、様々な使われ方に対応できるフレキシビリティをもたせつつも創造的な活動を刺激する多様性をもった空間を生み出しています。コンタ状の造作家具は自社の出版物の陳列や飾り棚、書棚、椅子、テーブルなど自由に使うことができ、例えば訪問客に対してのプレゼンテーションや日常業務での本の閲覧、休憩に使用することもできます。中央のエリアはテーブルの配置を組み替えることによって、日常的な打合せからワークショップ、レクチャーなど様々な使われ方に対応できるフレキシブルな場です。 空間ができるだけ多様な活動を許容し、子どもから大人までが各々の発想で自由に楽しみ、人と人を結び付けられるような場ができればいいと考えました。
+ Project Data
所在地 | 大阪府
計画年 | 2016年
用途・種別 | 事務所(ミーティングスペース)内装
延床面積(改修部分)| 150.4㎡